社内面談に関して、20代がどのように感じているのか、調査しました。設問「上司との面談はモチベーションが上がるか」において、「はい」と回答する若手は過半数を割る結果となりました。
弊社は、社内面談(1オン1)の実情を調査するために、2020年に以下のアンケート調査を実施しました。
(アンケート調査は、2020年1月1日〜12月31日の期間において、120社200名の20代若手社員様に回答いただいています。無効回答数0)
上司と定期的に面談をしていますか
上司との面談では、どのような話をしていますか
上司との面談は、あなたにとって必要ですか
上司との面談は、あなたのモチベーションを上げますか
以下、アンケート調査の結果と回答理由をあわせて紹介します。
上司と定期的に面談をしていますか はい:42% いいえ:58%
※ 評価面談を除く
● 回答理由
上司と定期的に面談をしている人
・ 1オン1制度が始まった
・ 上司とコミュニケーションをとるためだけの1対1の時間がある
・ 私の部署は会社の制度とは関係なく、上司が定期的に時間を設けて話を聞いてくれる
上司との定期的な面談がない人
・ 半年に1回のキャリア面談と評価面談があるが、それ以外は特にない
・ 忙しくて、そんな時間はない
・ 一応1オン1制度はあるが、少なくとも自分の部署は実施がされていない
・ 私の上司は部下とコミュニケーションをとらない
上司との面談では、どのような話をしていますか 仕事全般:72% キャリアステップ:64%
※ 前の設問で上司と定期的に面談をしていると回答した社員のみ回答
上司との面談はあなたにとって必要ですか 必要:42% どちらとも言えない:24% 不必要:34%
上司との定期的な面談をすでに実施している人は「今後も必要かどうか」という視点で回答いただき、上司との定期的な面談がない人は「利用したい」という視点で回答いただいています。
● 回答理由
必要と回答した人
・ キャリアステップの相談をしたいから
・ 上司を尊敬しているから、色々な話をして学びたい
・ 有っても問題ないから
・ なんとなく
・ 定期的な面談があると、自分の業務に対しても適切なフィードバックがもらえそうだから
どちらとも言えないと回答した人
・ 有っても無くてもどちらでもいいから
・ 有ったとしても、自分には必要ないかなと思う
・ どんな上司と面談をするかによる。尊敬できる上司であれば、定期的な面談というのは有難い
必要ないと回答した人
・ 尊敬できる上司がいない
・ 1オン1をしているけど、自分にとってメリットがあると感じたことが一度もないから
・ 時間の無駄だから
・ (1オン1の場所は)評価には関係ないと説明されたが、上司に本音で話すわけがない
・ 必要な話は普段のコミュニケーションで十分取れていると思うから
・ 自分の経験で物差しを測られるから(経験談がうるさい)
上司との面談はあなたのモチベーションを上げますか はい:38% わからない:16% いいえ:46%
定期的な上司面談がないと回答した人は、「上司との定期的な面談があった場合、自身のモチベーションは上がると思うか」という視点から回答いただいています。
● 回答理由
はいと回答した人
・ 上司のことを尊敬しているから。ただ、他の人が上司だったらわからない
・ 仕事で悩んでいることがある人であれば、上司に相談できる機会が多ければ、そうした悩みも減り、モチベーションも上がりそうだから
・ 実際に上がっているから
わからないと回答した人
・ モチベーション上がるような上司と出会ったことがないから
・ 上司と話をするだけでモチベーションが上がるという意味がわからないから
いいえと回答した人
・ 上司と定期的に1オン1をしているけど、モチベーションは上がるとかはないから
・ たまに話題に詰まってプライベートの話を振られるのが嫌だから。そこまでして上司との面談を受けたくない
・ 上司と面談したことでモチベーションが上がった経験がないから
・ 忙しい中時間をとったのに、自分にとってメリットを感じられないから
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弊社メンターワークアウトに関して、同様の質問を20代のサービス利用者(メンターワークアウト)200名に対し実施しました。
(個人が特定できないよう、無記名回答で集計しています。アンケート回答期間は、2020年1月1日〜12月31日)
弊社サービス「メンターワークアウト」ではどのような話をしていますか
弊社サービス「メンターワークアウト」はあなたにとって必要ですか
弊社サービス「メンターワークアウト」は、あなたのモチベーションを上げますか
以下、アンケート調査の結果と回答理由をあわせて紹介します。
弊社サービス「メンターワークアウト」ではどのような話をしていますか 仕事全般:88% その他:66%
● 回答理由
仕事全般の相談 88%
・ 仕事に対して、自分は今後どうしていけばいいかなど考える時間になっている
・ 同僚に話せない話をしている
・ 自分の足りていないところや、課題が見つかる場所になっている
・ 最初は転職の相談をしていたけど、今は、職場で自分は何ができるか、を中心に話している
・ 職場であった人間関係のトラブルやストレスを聞いてもらっている
キャリアステップの相談 68%
・ 今の会社でステップアップしていきたいから、自分に何が足りないのか、何が強みなのか、といった整理と思考ができる場所になっている
・ 元々は、現状維持でいいや、と考えているタイプの人間だったが、メンターワークアウトに通いだしてから、なぜか今会社の昇進試験を受けるまでに、自分の思考が「自己成長」という方面に変化している
心身の不調についての相談 42%
・ 家に帰るとホッとするように、メンターワークアウトの人と話すことが、自分の心の拠り所となっている
・ 仕事であった嫌な出来事や、自分が今モヤモヤしていることを話している。心が軽くなる
・ 心身不調で休業していたけど、職場復帰までのサポートをしてくれた
プライベートな相談 60%
・ 彼氏との将来や、結婚とか、プライベートを中心に話をしている
・ 親とのトラブルや悩みが話せている。心強い存在
・ 最初にメンターワークアウトに来た時は、パートナーとの海外移住を考えていたので、その辺りも含めて自分の人生について話せたのが良かった
・ 二股をされた話をして、号泣しながら1時間終わった。話を聞いてもらえてスッキリした
・ 実家に戻る、戻らないの話を親からされて、悩んでいた。メンターワークアウトでは、自分の意見を引き出して自分自身でも考えや現状を整理できた。
その他 66%
・ 将来のライフプランの計画を立てている。それがモチベーションになって、仕事もプライベートも今が一番楽しく過ごせている
弊社サービス「メンターワークアウト」はあなたにとって必要ですか 必要:90%
● 回答理由
必要 90%
・ 来るたびに、新しい発見や自分に対する課題が見えてきて、それが毎月あることがモチベーションになっている
・ 仕事で嫌なことがあっても、それを笑い話に変えられる場所
・ 自分が成長していることを実感させてくれる場所
・ 自分にはなかった新しい視点に気づかせてくれる場所。来るたびに、新しい発見がある
・ メンターワークアウト前と後では考え方や発言が変わっているらしい。上司から驚かれたことがある
・ やる気を起こさせてくれる
・ 自分にとってプラスになる場所だから
・ 必要。メンターワークアウトは、仕組みもだけど、中の人がすごいと思う。目力がすごい
・ 自分のこれからや、明日からにワクワクできる場所。今までのキャリアを否定ばかりしてきたけど、それらを一気に肯定の気持ちに変えてくれた場所
どちらとも言えない 6%
・ 自主的には使わないから
・ 自分にはあってもなくてもどちらでもいい
・ もう十分学べたから、自分には必要ないと思う。けど、メンターワークアウトがあって良かった
不必要 4%
・ 研修であれば行くけど、プライベートでは必要ないと思うから
・ サービス自体に不満はないが、オンラインに切り替わってから、面倒に感じるようになった
・ 自分には必要ないと思うから
弊社サービス「メンターワークアウト」は、あなたのモチベーションを上げますか 上がる:87%
● 回答理由
必要 87%
・ メンターワークアウトで毎月決めたことが、仕事の動機付けになっている
・ 最年少リーダーに選出された。社内での自分の見せ方に対して自分では思いつかないアイデアをくれる。頭の回転早いし、賢いし、すごいな、と思う。ボキャブラリーや情報量が半端ない
・ 自分のことだけを話すことができるからスッキリする。明日からまた仕事頑張ろうと思える
・ 周りと比べて焦ったり、今の自分が見えなくなったりしたけど、ここで話すことで自分の思考を整理して自分の速度を整えることができた。思考が変化することで、ストレスの捉え方も変わってきて、同じ「忙しい」でも、今は前向きに向き合えている
・ 人と話すのが苦手だったけど、なんでも話せる空気を作ってくれる。次はどんな話をしようかな、と考えるのがワクワクする。これがあるから、仕事も辞めずに頑張ろうと思える
・ 仕事での裁量がこれから増えるが、メンターワークアウトが今日で終わりで不安を感じている。それくらい、自己成長したい人にとってはメリットの大きい場所
・ 論理的思考力が身につくし、生まれて初めてちゃんと本を読むようになった。今は知識を学ぶことが楽しいと感じる
どちらとも言えない 10%
・ 前回のメンターワークアウトでかなりモチベーションが上がったから
・ 下がることはないけど、上がる回もあれば特に変化のない回もある
上がらない 3%
・ 自分には必要のないサービスだと思っているから
・ メンターワークアウトは楽しいけど、実生活でそこまで変化がある、ということはない
● CEO石堂による 調査結果に対するコメント
これまで20代に特化して活動を続けてまいりましたが、多くの20代が、「古い体質」から脱却しようとしている企業の「変革期」に戸惑いつつ辟易としている姿がアンケートからも読み取れます。企業としては、若手の離職率やモチベーション低下に対し、「コミュニケーションの頻度をあげればいいのではないか」と安直に考えている企業が多いように感じます。20代の本音を代弁すると「おじさんと話して何の為になるの?」「時間の無駄」「そもそも上司に魅力感じてない」など、企業が期待しているコミュニケーションを不要に感じている人が多いことが分かります。
弊社には、「20代のモチベーションを上げて欲しい」「定着率を上げて欲しい」、日夜様々な企業や団体から相談が来ますが、「20代が活きる組織」を作るということは大きな組織変革が必要です。しかしながら、変革の一歩は、今回の「社内面談」に対する否定的な意見が多いことに関しても、「理解」しようとするのではなく「事実」として受け止めるところから始まります。
● メンターワークアウトについて
メンターワークアウトは、不確実な社会の変化にも瞬時に適応し、能力を発揮し続けるSpecialな人材を養成するタレントマネジメントサービスです。
● 新たな社内分析ツール「Black Box(ブラック・ボックス)」は下記よりご覧ください。
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